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『ラザロ・ラザロ』から現代日本舞台のを再読中


『昔、そこに森があった』
飯田栄彦/理論社


辞典とかをのぞけば、1冊完結の作品ではうちにある中で一番分厚い本…かな?
農業高校を舞台にした現代ファンタジーです
発行は1985年と古いですが 時代を感じさせるのは主人公である英語教師の両親が戦前生まれとチラッと書かれているとこくらい

登場人物にイヤな人がいないというところもまあ一種のファンタジーだと思うけど
それも含めて笑えて泣けて気持ちいいお話
高校生たちの描写がさわやかで微笑ましい

これ最初に読んだの小学校の頃です
それこそ 学校の図書室で一番分厚い本だったと思う


主人公が授業に絵本を使うシーンがあって、
それも実在する絵本を描写しているのですが
当時は今のようにネットで調べてああ、この本ね とかはできなかったので
文章からその美しい絵本を想像するしかなかった
さっき読んだところに出てきた絵本を調べてびっくり
あの本のことだったとは…!

この本自体 たぶん小学校高学年〜中学生向けくらいの児童書なので
版画のユーモラスなイラストもたくさんはいってます
学ラン着たオランウータンが
スズメの雛の入った箱を見つめるカットがすごくかわいい
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去年タイバニにけっつまづいて「バディ」という単語をよく見聞きした気がするのですが
最近は毎月曜日の朝 Z|Pで聞いております(笑)

あ、でもそのだいぶ前に聞いたことあるよなーなんだっけ?
と つらつら思い出してたら↓コレの文庫版の解説でした


『ラザロ・ラザロ』
図子慧/早川書房

ダイビング関連とかじゃないあたり…

『ラザロ〜』はドライな文体で生々しい物語の…ジャンルはなんでしょうねー
裏表紙の紹介文はメディカル・サスペンスとありますが
医療現場を舞台にしたSFとか現代ファンタジーだとMinは思います
ちょっと暗いですが後味はさっぱりでぐいぐい読み進められます

あ 作者氏はBL(そのころじゃJUNE物とか言ってたんじゃなかろか)作品も書いていらした方で
『ラザロ〜』もほんのり(?)そんな描写ありますのでものすごく苦手な方は注意

……ほんのりかどうかの判別に悩む程度には免疫があるMin(^^;


『理由』
宮部みゆき/新潮社

今さらながらMin母に借りたのを読みはじめたのですが 気分的にまだ無理でしたな (−ム−;
もうちょっと積んどこや

4月19日の記事に書いた『カルトローレ(長野まゆみ/新潮社)』文庫版購入
やっぱり好きだなあ…^^


ふぅ さて
夏ボを見越して注文してあった指輪がもうすぐ完成しますよ! と
お店からメール

対応が細やかで、メルマガも涼しい風のように軽やかなセンスが素敵
ちょっと高いのと Minの好みからするとやや華奢すぎるので^^;
なかなか買うところまではいかなかったのですが
今回はコレじゃー!と探してたものにぴったりのがあったので思いきって

届くのを楽しみに

『銀の匙 Silver Spoon』VOLUME3
(荒川弘/小学館)
ついついスプーンつき買うてしもた…orz
ぽってりした丈夫そうなかわいいスプーンです これででっかいプリンとか食べたい
本編は今ちょっと気分的に読めなさげなのでしばらく積んでおきましょう

代わりに学術書と 初夏に向けてちびちび読んでるのがこれ。

『カルトローレ』
(長野まゆみ/新潮社)
文庫出とる!単行本持ってるけど持ち歩く用に欲しい…な…
普段単行本は高いし場所とるので買わないのですが、装丁にひと目惚れでこれは買いでした

さらりと乾いた土地のお話 暑い場所のはずだけど
清らかな水と まぶしい光と あざやかな影織りなす文様の繊細な描写が
どこか涼しげで軽やかな印象を招く
長野作品全部網羅してるわけではないけど 読んだ中ではこれが一番好きかも

暑さを楽しみに待つ気持ちになれる本なので 買ってから毎年梅雨のころに読んでましたが
なんせここいら 来週からもう夏日の予報やけんのう(((`ム´;)))
というほどでもないけど読了本2冊


『>ーゾクの日本史』(題名ちょと伏せ字)
(岩永文夫/講談社プラスアルファ文庫)



『遊女の文化史』
(佐伯順子/中公新書)

『>ーゾクの…』はチュン画^^;がわりとばーんと載ってますので立ち読み注意!

うーんどっちも知りたいことに触れている部分が少なくてですね…
『>ーゾクの…』は後半現代になってしまうのと、『遊女の…』はイメージをふくらませるにはいいですが、もうちょっと他の資料も必要な感じ。
読み物としてはどちらも楽しめました。

遊女について書かれているものを探してるわけですが、世俗と聖性をあつかうこの2冊のどちらにも、『更級日記』の足柄山の遊女が登場するのが興味深い

明かりひとつない山中から突然あらわれる3人の遊女、
見事にひととき歌い踊ったあとにはまた漆黒の山へと消えゆく。

この時代の遊女に関する資料というのがそれほどない(と思う)ので、同じ場面が出てくるのでしょうが、それでもこの幻想的な情景が印象深く扱われるのは何かいいなあ
久しぶりに本屋さんに寄ってきました
最近は品揃えが良くて 届くのも早くなったネット書店での買い物が多いのですが
それだと興味の範囲がコリ固まってしまいますね^^;いかんいかん

今日行ったのはPixivのスタックである方が紹介されてた
こちらのシリーズ↓

『蟹座』
(石井ゆかり/WAVE出版)
いつも遊んでいただいてる方々の星座もちらほらわかったので(笑)→
ちょっと見てみたいな と思ったのですが見当たらずー


代わりにというか 全然関係ないけど気になったものはこれ!

『シブすぎ技術に男泣き!』
(見ル野栄司/中経出版)
買ってない^^; エッセイマンガです
ビニールかかってなかったんで最初の方だけ立ち読みしてたんですが製造業あるあるすぎて…(笑)。ほんとに同じ分野の人とかならなみだぐんじゃうんじゃなかろか

密林のなか見!でもちょこっと見られますが、あとがきの
「みなさん、なんかつくりましょう」
がなんか良いな…!作りましょう。描きましょう。ねっ!
ただいま積んである本。 ほんとにこういう状態ではないよ

『一千一秒物語(稲垣足穂/新潮文庫)』は夜10分くらいずつ歯磨きしながら行きつ戻りつしてじわじわ読んでます
『無用の隠密(藤沢周平/文春文庫)』は以前おすすめいただいたもの。まだ手をつけてませんが^^;楽しみ ムフフ

題名隠してる学術書(作者と新書番号丸見えです)も合間でじわじわ。
これは絵を描くためのお勉強用ですが んーちょっと思ってたのと違うかな…読み終わったら大きい本屋さんで他の資料も探した方が良いかも。

物語を楽しむのに枝葉は気にならないと先日書きましたが 枝葉が元からないのと気にしないのとでは別!自分が作り手の場合は多少のお勉強をば。
まあ 幹さえあれば良いものを作れる人ってのもいますけどネー

まおゆうは土日休みの日に4巻と併せて一気読みするのにとってあります^^
…6勤とボランティアが続くので来月まで読めないけど!!
いや 1日で読めるけど1日だとあせってしまって(笑)せっかくの楽しみがもったいないですもの
新書を読み終わったら 来月までに1巻からさらっとおさらいも良いですね
ところで…以前ちらっと書いた『クレヨン王国月のたまご(福永令三/講談社青い鳥文庫)』

Minがこの「クレヨン王国」シリーズに最初に触れたのは小学校低学年の頃
『月のたまご』のPart2をいちばん最初に読みました(え)

風邪をひいて学校を休んで病院に行った帰り、本屋さんでどれでも好きな本1冊買ってあげると言われ、同じ題名の本が並んでいるのを見て part2の背表紙に赤いヨットの絵のついたのを選びました

何冊にもわたってひとつのお話が続いている本がある ということがわからなかったのですな…(笑)同じお話なら自分が好きな絵のついた方を取ったわけです

読んでいるうちに このお話には何か前のお話があるのだと理解しましたが、それでも前のお話を何も知らなくても楽しめました

今思うと不思議な感覚のようにも思えますが…お話途中からでもあまりこだわらず楽しめるのって今でも割とそうかも 文脈で以前のお話や出てくるキャラクターを把握する
わからない単語も、今はネットとかでかなりくわしいことでも気軽に調べられますが、子どもの頃は想像で補って読み進めることも多々でしたし

枝葉を気にせずとも 物語って楽しめるものなのですね

ずうっと後で まったく違うところで知って「あっあれってこんなものだったのかー!」てなることも多々

その感覚が面白くて
あえて知らないことをそのままにしてあることもあります(笑)ことの種類というかレベル?というかによりますが 知らないことが面白いってこともあるかもと
新たな発見を未来にとっておくのだ
おおおおもしろかったぜえええええ …ラブ…………ゴロン

『スナッチ(西澤保彦/光文社文庫)』

久々に西澤せんせーのSF要素入ミステリ
…ん?ミステリだったかな? て感じですが帯にはミステリって書いてあるな^^;そしてやっぱり久々に後味の良いお話でした

Minは双子キャラ好きというか、反転させた図形のような対になるキャラクターというのがすごく好きなので 作中の”ぼく”と”僕”の関係が楽しすぎた…!


!!!ネタバレというほどでもないけど以下ちらっと中盤以降のシーンについても触れてます!!!


”ぼく”は原因不明の現象により、”僕”に31年間体を乗っ取られ、意識のない状態からひとつの体にふたりの自我がある状態で突然目覚めます。その状態になった人間はふたの自我という負担に体が耐えきれず余命わずかになってしまう
しかし”ぼく”と”僕”は生き残るわずかな可能性に賭け、そのときふたりの自我がどうなるのかに思いをめぐらす……という設定に、連続殺人事件がからんでくるわけですが

中盤、”ぼく”が自分の知らない31年間を生きてきた”僕”に体をあけわたしてもいい、と思うところでちょっと涙でた…うおおおお良すぎるううううううう(ぜえはあ)
そしてラストで”僕”も”ぼく”に体を返したい、と思ってたかもしれないところで

うおぁああぉおお前らぁぁぁあ(悶死)

なんだこのよくわからないんだかわかりやすいんだかな萌えは(胸を押さえつつ)

ちなみにちょっと設定というか雰囲気似てるな思ったのは

『スパンキイ(クリストファー・ファウラー/創元推理文庫)』

若いだけでいまいち冴えない”ぼく”にスタイリッシュ悪魔スパンキイが取り憑いてとびきりいい男に大変身!しかしその代償は…というお話。
こっちも激萌え
昨夜のというか 今月の100分de名著は
新渡戸稲造の『武士道』

こないだから騎士道の学術書が読みたくて探してて
その関連で武士道もちょっとかじるか〜と思いながら見てました

最初の方はなかなか面白かったんですが最後の方はなんか
「日本あるある」みたいな(笑)

うん でも
『武士道』は読もうと思います
古本探そう

その前に うちにある唯一の武士道に関する本
『武士道とエロス(氏家幹人/講談社現代新書)』
でも再読しときますか!
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